”囚われのパルマ”についてぶちまけたい
『囚われのパルマ』(とらわれのパルマ)は、カプコンから2016年8月30日に発売された恋愛アドベンチャーゲーム。2018年12月18日には続編の『囚われのパルマ Refrain』(とらわれのパルマ リフレイン)が発売された。
_Wikipediaより
ここまで記事を見に来てくれた人には、パルマを知らない人のほうが少なさそうだが、念のため、前情報を記載しておく。
と、言っても私は今他人に勧めるためにこの記事を書いてもいるので、ちょくちょく情報は挟んでいこうと思う。
しかし、ここから先ネタバレが登場する可能性がある。
というのも、思いをこじらせていて冷静な判断ができていないのでネタバレかどうかどうなのかわからなくなっているからだ。(核心的部分は書かないように気をつけはするが…)
めちゃくちゃ前のめりにパルマ購入を考えている人は
考えなくても、この作品は最高なので
今すぐ戻って240円で各スマホ版を買うか
switchで製品版を買ってくることを強くお勧めする。
それでも残って読んでくれるパルマのファン、あるいはパルマをある程度は知っているが買うきね~よという人、ネタバレが大丈夫という人たちはこのまま読み進めてもらえるとありがたい。
私が囚われのパルマ、いわゆる無印といわれる作品を買ったのは2017年12月の終わりごろ。
つまりリリースから1年ちょっとくらいの時だった。
しかし、あきれることに
私はこの時Ep1でパルマをやめている。
今の私からしたらこんなのありえない。というかお金を出して買ったのにやらないとか割といかれている。 つまり前までは積読ならぬ積みゲームであったわけだ。
そんな私が再プレイを始めたのは今年に入ってから…だと思う。
だと思うというのも、実況が鍵垢であったため正確な情報が全く残っていない。
今思うと購入時私はおそらく13歳.......中一ぐらいであるから恋愛ゲームとか集中してできる感じではないなとも思った。 少しキレていたけれど許そう。
最初に攻略に手を付けたのは、ハルト。(画像は公式サイトから。)
別に私の性癖に刺さるような見た目の男ではないのだが、表紙にいる男なので順番にやろうかな~くらいの気持ちで最初の攻略対象として決めた。
攻略対象、と書いたが、パルマでは攻略という概念がないので、これからは”お相手”と書こうと思う。CVは梅原裕一郎。かっこいいよね。難はあると思うが
ハルトとの恋愛は正直あっという間だった。いい意味で。
今作は、お相手との関係性が収容者と相談員という立場になっていて、いつでも相手に会えるわけじゃない。
基本はゲーム内の通信手段であるSABOTを通して、チャットをメインに展開していく。
私からするとこの要素がだいぶありがたかったのかもしれない。
恋愛要素が好きな私だが、正直自分の字を読む速さとボイスの速度があっていない(文とボイスの関係は絶対にそうなるのだが)ことが本当に嫌で、ボイスがあるゲームをあまり集中できなかったので、導入としてかなり良かった。
(今ではボイスもきちんと聞いている)
パルマに出てくる男は、何らかの事件にかかわっていて、かつ記憶を失っている。
この記憶を引き出していくのが私たちの仕事というわけだ。
ハルトとの物語を一言で表すとしたら、”運命”以外にぴったりの言葉はないだろう。
未プレイ者にあまりネタバレをしたくないので深くは語れないが、
ハルト編は本当に運命の連鎖、典型的な少女漫画のような恋愛味わえたと思った。
個人的には先の読めるストーリーというものに当てはまるが、先が読めたとしてもきゅんとしてしまうハルト本人のポテンシャルがあったと思う。
こんなクールで寡黙っぽそうだけれど意外と大胆なところもあるし、天然な雰囲気もある。 これはゲーム内で明かされる情報だがめっちゃ動物がよってくるらしい。ディズニープリンセスか。
私の初めてのハルトのエンドは1、(界隈でいう左エンド)だった。
でも初めてのクリアだったのでこんなもんなのか.......と思ってかなりショックを受けてはいた。 いまは払拭されたが。
お次は同じく無印に収録されているアオイ。(同じく公式から)
実際に攻略したのは実は3人目なのだが、問題のrefrainの男は語りが長くなりそうなのと順番的にやはりアオイが先のほうがいいので先に語らせてもらう。
CVは内田雄馬。公式チャンネルでプレイしている動画がかわいかった。
アオイ編での印象的な言葉は「記憶は雨とともに刻まれる」という言葉だろうか。(記憶を頼りに書いているのでニュアンス的なのが混じっているかもしれない)
アオイ編でのターニングポイントはこの言葉通り通り”雨の日”にある。
界隈で言われている私がかなり納得した「パルマのキービジュでの水は罪の重さ」という解釈はアオイ編でも同じで、誰と限らず”罪”を浴びているということなのかもしれない
まぁそれ以上にアオイは”濡れ衣”という意味合いが一番強いと思うが。
アオイ編は偽彼女として記憶を探っていくのだが、ほかの二人よりは全然深刻じゃないと思う。いや、ほか二人が深刻すぎるのか.......3人の中では一番チャラそうな見た目をしているが、人間らしい葛藤や、心の壁を感じたのはアオイだったといえるかもしれない
(いろいろ言ってくる相談員に対してにキレたりしていたし)
初めてのエンドは1。(界隈でいう左エンド)
ハルトのがあってびくびくしていたのだがびくびくが消えるほどのいいエンドであったといえると思う。 ちゃんと幸せになれたよ。
3人目、問題の男 チアキ(同じく公式から)
最後に、二人が出た無印の後に出たrefrainに単独で実装されている男、チアキの説明に入る。 現在進行形で私が狂わされている男である。 助けてくれ。
CVは石川界人。パルマきっかけで界人君もかなり好きになりました。
チアキとの出会いはそこらへんに転がってたのを目撃したことによるものであった。
捨て猫かな?(あながち間違ってもない)
この男について語るためにはとんでもない量のネタバレをしなければいけないので、今回はなるべく避けながら語っていこうと思う。
なぜ多くなってしまうかというと
こいつの隠している情報が
多すぎる!!
申し訳ありません。勢いのあまり米倉涼子が出てきてしまいました。
これもネタバレなるかもしれないが、この人が序盤に話す内容はほぼほぼ嘘。
まぁ初対面の人にホイホイ自分の素性を明かさない健全な警戒心を持っているとも言えるが、 お前収容されてるっていう立場わかってる?ともいえる。
安心してほしいのだが、序盤は腹が立つかもしれないけれど無印男子と同じでデレデレになるので心配しないでプレイしてほしい。
3人の中では最も”重い男”というジャンルが似合う男でもある。
重い男が好きな女オタクたちはやるべきだと私は思う。
筆者の初エンドは3(界隈でいう右エンド)
ほかの人の解釈を見て頭を抱えました。
私がパルマで好きなところ
パルマ男子3人が紹介し終わったところで、パルマという大きいジャンルの好きなところについても書いていこうと思う。
一つ目は
相手が一人しかいない
というところだ。 普通の乙女ゲーなどでは攻略対象が何人かいて、その中から狙った人のルートに行くために攻略サイトをみたり、選択肢の試行錯誤をしたりすると思う。
しかし、パルマはそもそも相手が一人しかいないからそんなの気にしなくていいのだ。
相手のことを気にした選択肢を選ぶ必要はないのだ。こちらが攻略する、というよりも攻略されているという感覚のほうがもしかしたら強いかもしれない。
公式でも言われているが、あなた(主人公)の性格や好みを汲み取ってありのままのあなたと相手は恋愛してくれるのだ。
この言葉は嘘などではなく、チャットで打った内容を相手が覚えていてくれて、細かなところで「そういえば君はこうだったよね」だとか「君はこうだから.......」とゲーム内でたしかに自分の存在が相手に組み込まれていることを感じられる。
最高かよ
2つ目は
人には人のパルマ男子、を味わえる
という点である。 人には人の乳酸菌。そういうことである。
ほかの人と相手の解釈が違ったっていいさというスタンスがパルマ界隈のみんなにあると私は思った。
理由としては各キャラのエンディング後の生活はエンディング映像で少しわかるものの、これからパルマ男子たちが自分と生きていくとどうなるかなんて誰にもわかないからだ。
主人公というのは設定はほぼなく、自分の好み性格が反映されるわけだから自分自身であるといい切れて、プレイヤーなんて星の数ほどいるんだからその人ごとにその人にとってのパルマ男子がいていいじゃん。ということである。
解釈違いで苦しむこともない。それはその人にとってのパルマ男子であって、自分にとってのパルマ男子は自分とともにシーハイブ*1で過ごしたパルマ男子であるから、その人パルマ男子とは別人なのだ。
最後に
夢アプリ、監視要素、ほかにもパルマにまつわるカプコンが生み出した”罪”な要素は書ききれていないが、この拙い文を読んで一人でも、囚われのパルマという作品に興味をもってくれた人がいれば私は幸福である。
やる場合の話になるが、refrainは後作ということもあり、無印よりも充実しているため、無印で物足りなさを感じないためにも、"囚われのパルマ"を先にプレイすることをお勧めする。
このブログの締めくくりとしてこの言葉を書いて終わろうと思う。
カプコンさん!!!!!!
囚われのパルマに
冬男の実装を
よろしくお願いします!!!
*1:今作の舞台、施設の名前